ariga10dazoの日記

休眠ブログからの再出発なのだな ( ^)o(^ )

昔々で始まる お子様向けの童話

だぁれもまってない
下手横動画de民話
 
お忙しい方もそうでない方も
チョット覗いて見て御覧
 
お馴染みの
昔々で始まる
お子様向けの童話
 
今回のお話しは
「たのく」デス
 
URLはコチラ↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=PnQhfse-Uvs
 ↑↑↑↑↑↑
 宜しくです(≧◇≦)
所要時間 4分55秒
 
今回のお話「田野久」は伝承民話に分類されると思われます
オラッチの元にしたお話しでは、「たのく」となっておりましたが、
落語や他の民話では「たのきゅう」で、それぞれ当て字も異なります
 
どれがオリジナルか分からない位、いろんなアレンジをされて
地方に合わせた民話として語り継がれてるようです
 
落語の「饅頭怖い」と特徴が同列の話になるのかな?
チョット調べてみると「田能久(たのきゅう)」という演題の落語動画を発見。
↓↓↓コレね
【田能久】 柳家三三
https://www.youtube.com/watch?v=p0Gnjg0yS6E
ケッシテ、
オラッチの動画と見比べてはいけません
相手は本物やからね
完成度は
オラッチの動画、遥かに劣りますから
 
話しを戻します
 
落語での舞台は、
阿波(あわ)の国、徳島で
主人公は田能村のお百姓の久兵衛さんでした。
で、ついでに
もうひとつ同じモチーフ
 
秋田県の民話
田の久(たのきゅう)」では
富山の薬売りになってる
↓↓↓コレね
スーちゃんの妖怪通信
http://www.rg-youkai.com/tales/ja/05_akita/08_tanokyu.html
以下、話しを引用します
 
田の久
秋田県東成瀬村
昔、富山の薬売りで“田の久”って人いたけど。
なかなか機転の利く人で、商売も繁盛していました。

ある時、山の向こうサ、行かねばならぬ用ができて出かけて行きました。

ふもとの村まで来たとき、村の人達が口ぐちに言いました。
「山には化け物いるから、行がねほう(が)いいよ」

どうしても行かねば、と、振り切って山に向かいましたが・・・
あちこち迷って、やっとあかりを見つけました。

戸を叩いたら、男の人が出てきました。
 
「何だ?」
「迷ってしまって、一晩泊めて貰いてして」
「ほうか、まず入れ」
って、囲炉裏[いろり]にあたって、
ごっつお(御馳走)なって、
いろいろ話をしました。

(次の会話が、この話のポイントになります)

「おまえ、何という名前だ?」
と、男。
「田の久だ」
男は、独り言のようにぼそりと言いました。
「え? たのきゅう? たのきゅう~な」
「たのきゅう~な、ふ~ん」
なぜか感心したようす。

「たのきゅう。たのき・・・ う~ん、うまく化けたもんだな」
って言うけどな。

田の久が、わけが分からずポカンとしていると、
「おまえ、たのきから・・・な! 実はな、おれはウワバミだ」
男はとんでもないことを言い始めました。

「だども、誰どサにも言うなよ」
何度も念を押していたけどよ。

田の久は震えをこらえ顔を見ないようにしても、
答えるのに精いっぱい。

田の久の心の内を読めないで男は、
またとんでもない質問をしたけど。

「たのきよ、オメーは、世の中で、
何、一番おっかないもんだ?」
「そうだなあ、やっぱり銭っこ、一番おっかね~な」

(なかなか頭の回転の速い人ですね)

「そうか、銭っこな。オレよオ」
そう言って、田の久の顔をじろっと見て言ったけど、な。

「たばこのヤニ、一番おっかねえ」
田の久は、心の中でよく覚えておこうと思いました。

ようやく夜明けになったので、後ろも見ずに山の向こうへ走りました。
用をすませて、また山のふもとの村に戻って来ると、
心配した村の人々が田の久を取り囲みました。

「よく戻ってきたな。化け物に食われねして!」
田の久は、恐ろしかったウワバミの話をして、
「山のアレは、たばこのヤニ、一番、嫌だから」
と教えました。

みんなで村中のキセルのヤニをかき集めて、
山に登り、そこら中に塗りたくって降りてきたけど。

そうやってたば、化け物は居なくなったんだな。

村人は安心して暮らしたと。
・・・何年も経って、田の久がまた、村にやってきました。

宿サ、泊まっていたば、夜中に呼ぶ声がした。
 「たのきゅう、たのきゅう」
“おや、誰かな? オレどこ、呼んでらな”
と、不審に思って戸をがらっと、開けると、

「ホレッ」
という掛声がして、
何かがどさっと土間に投げ込まれました。

中身は、な、な、なんと、
田の久のおっかない銭っこだったけど。

それでまず、終わりです。
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最後まで読んでくださった方
有難う御座いました
 
またの逢う日を
たのしみに
ごきげんよう