11月15日は七五三というメジャー行事
「七五三の日」に子供達に
昆布を食べて丈夫になってもらいたいと
日本昆布協会が1982(昭和57)年に
制定したのが「こんぶの日」。
そんなメジャーな行事に乗っかったのは
「こんぶの日」だけじゃない。
「きものの日」もあるゾ。
全日本きもの振興会が、1966(昭和41)年の設立の時に制定。
七五三の日に、家族そろって着物で出かけてほしいとの願いから。
何故七五三を祝うのか
七五三の歴史を振り返ると、
起源は室町時代までさかのぼります。
江戸時代以前の乳幼児死亡率は?
生まれた子供のうち半分育てばよいほうと言われた。
当時の乳幼児死亡率は、推定で50%前後だったのだ。
幼い子供があっけなく死ぬのは、日常茶飯事だった。
死因の大部分は、
疱瘡(天然痘)や麻疹(はしか)などの伝染病である。
伝染病に対して、当時の医薬はまったく無力だった。
無事に育ったことへの感謝を込めて祝う行事
男の子は数えで3歳と5歳、
女の子は3歳と7歳の年に、
成長を祝って社寺に参詣する。
3歳は髪を伸ばす「髪直」、
5歳は初めて袴をつける「袴着」、
7歳は本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解」を
それぞれ祝う意味がある。
旧暦11月はその年の実りを神に感謝する月であり、
旧暦15日は二十八宿で「何事をするにも吉」とされる
鬼宿日に当たったことから11月15日に行われるようになった。
今日では11月15日にこだわらずに
10月から11月の間に行われるようになっている。
子どもの成長を祝う行事はほかにもある
生後7日目を目途に行うのが「お七夜(おしちや)」
「初七日」と混合し間違う若い方もいるけど・・・。
「お宮参り」
無事に1カ月成長した赤ちゃんを連れて、神社に参拝し神様にご報告する儀式
生後100日 「お食い初め」
生まれた子どもが、一生食べ物に困らないようにという願いを込めた儀式
1歳 「お誕生日」
子どもが生まれて1年になると、日本では初誕生として一升の(約2kg)のお餅を背負わせたり、踏ませたりしていました。一升は一生を意味し、一生子どもが食べ物に困らないことを願った儀式
地域によって様々な風習があり、そろばん(商売)、筆(芸術)、巻尺(職人)、お金(金持ち)など仕事と関係するものを、子どもの前に置き、選んだもので将来を占うというお祝いも
他にも、桃の節句、端午の節句など、子どもの健やかな成長を願うお祝いはたくさんあります。昔も今も子どもの為に何か記念になることを催したいという親の気持ちは変わらないということですね。