ariga10dazoの日記

休眠ブログからの再出発なのだな ( ^)o(^ )

歴史考察すると「民話」は楽しくない?

先日、二回にわけてUPしてた
紙芝居動画
讃岐の民話
満濃池竜神さん」
 
元の語りはコレ

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こちらでは天狗さんコロされてます
http://tatara-net.com/kbn/mukasi/mannou/dragon.htm
からコピペした

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難しい字にフリガナもなく
言い回しや表現が子供向けじゃない
 
研究者向けにしては歴史的背景の考察がないしナ
満濃池空海が作ったのではないからね

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空海が治水する前か後かで中央政権との関わりが変わってくる内容の民話ですネ
盥=たらい
復する=仕返しをする
荒法師=僧兵・悪僧・乱暴な僧
悪僧の「悪」は悪党の悪と同じで「強い」という意味合い
 
満濃池の龍」
むかし満濃池の龍が小蛇に化けて堤の芝生で昼寝をしていた。
時に近江の比良山に住んでいた天狗が鷹に化けて池の空を飛んでいたがふと小蛇を見つけてひっつかみ比良山の岩窟に連れ帰って閉じ込めた。
龍はあたりが暗く食物も水もないので昇天することができず死なんばかりに弱り果てた。
その後、また天狗は比叡山の僧が手を洗おうと緑に出て盥を持っていたのを捕らえて帰り同じ岩窟に入れた。
龍は僧が入って来たのを見てその捕らえられた事情を聞いた。そこで「お前の持っている盥にまずがあったら我の力でお前を救い元の寺へ帰してやろう」
僧は喜んで手に持っていた盥を傾けた所、確かに一滴ばかりの水があったので僧はこれを龍に与えた。
龍は僧を背負って凄まじい雷鳴とともに黒雲を巻き起こし岩窟を破って比叡山の元の坊へ連れ帰った。
山坊の僧達は異様な物音に驚いて来てみると先日行方不明になった僧が茫然と縁側に立っているのでその事情を聞いて大いに驚いた。
龍は更に飛んで京都に至り比良山の天狗が荒法師に化けて都大路を歩いているのを見つけ飛び下りて蹴殺し、その仇を復したとことである。
<原文のまま>

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