消防団の新年会
中華料理やった
遅れていった
コース料理を予約していたみたい
到着すると
空になりつつある大皿がいくつか丸いテーブルにのっている
車でかけつけたから
アルコールはダメ
それでも
隣の席から
ビールが差し出される
飲めないのを知っていながら差し出す根性がありがたい
冷え切った体を温めるためにも
あったかいウーロン茶を注文
お茶が来るまで
テーブルに残っている料理を食べる
あとから注文した生ビールや焼酎が運ばれてくる？
お湯を注ぐだけの烏龍茶は？
などと口には出さず
次に運ばれてきたのは
「ぺきんだっく」というもの
なんでも
「皮」だけを食する料理だとか
パイ皮に北京ダックの皮と味噌とキュウリとネギをのせ
来るんで食べるみたい
身は捨てるのか？聞いたら
捨てるんダト
皮を食べるためだけに育てているので
肉は独特の臭いがあるとか
団員の一人が
果敢にも挑戦する
…… 「美味い」…というお言葉が
隣りに座っている団員が「変な臭いが漂う」とのたまう
この言葉をうけて
「北京ダック」をのせた皿が座を巡ることに
ひとしきり盛り上がってところに
次の料理が登場する
お店の人に
この「アヒルが美味しい」という人いるので
ナイフをくださいというと
満面の笑顔で返事が返ってくる
「食べきれなかったらお持ち帰りできます」って
